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久元神戸市長、新長田新庁舎「三宮再開発と連動」

 久元喜造神戸市長は28日、新長田の再開発地区で新たに建設する兵庫県との合同の庁舎について「三宮の行政機能の一部を移転し、三宮再開発と連動させて、新長田の活性化を図りたい」との方針を久元氏のブログで述べた。神戸市は年度内にも新長田に移転する部局を決定する見込み。具体的な部局名などは挙げなかったが、再開発で工事が増える三宮から行政機能の「一極集中の是正」を自ら手掛ける形になる。

 新庁舎には県と市の合計で約1000人の職員が就業する見通し。新長田に新庁舎を建設する効果について、久元氏は「再開発地区内の就業人口は現在3500人ですから、(昼間の人口が)大幅に上積みされます」と説明。「新庁舎を訪れる県民・市民、民間事業者など、国道2号線より南への来訪者は飛躍的に増えることになり、地区内商業活動にも好ましい影響を与える」との見通しも示した。

 神戸市と兵庫県は28日に共同で記者会見を開き、現在でも再開発事業が続く新長田地区に行政機関の一部を移転することで合意したと発表。神戸市長田区二葉町5丁目の再開発事業用地に、2019年までに県と市が利用する合同庁舎を建設する計画だ。

 

関連記事:新長田の再開発地区に県市が合同庁舎 (2015/09/29)

 

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