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(解説)動き出す三宮再開発(2)関連資料・記事リンク集

(1)の解説記事を読む

 

三宮交差点を歩行者専用に

 三宮再開発の目玉は現在の三宮交差点を歩行者専用にして、自動車をほぼ乗り入れられなくすることだ。JR、阪神、阪急、ポートライナー、地下鉄山手線、地下鉄海岸線と6つの「三宮駅」を行き来しやすくすることで、神戸の玄関口としての役割を強化するのが狙い。

  三宮交差点を通行する自動車の多くは三宮駅周辺が目的地でない「通過交通」のため、海側の国道2号線や山側の山手幹線に振り分けられると神戸市は説明する。三宮再開発で交通量が増えるとみられる山手幹線は、加納町三丁目交差点の地下化を併せて検討する。

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1946年の三宮ジャンジャン市場
(1989年「こうべ 市政100周年記念」より)
 
 
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将来の三宮交差点予想図
(2015年9月3日の神戸市発表資料より)

 

 バスターミナルを整備

 駅周辺に分散しているバス乗り場を集約し、バスターミナルを建設する。どの路線も同じ場所から乗れるようにようにし、乗り換えも簡単で利便性が高まる。現在のバス停が撤去できるという点で街中の美観も向上しそう。

 中央区役所や勤労会館、複合ビル「サンパル」のある中央区雲井通5〜6丁目が候補地になっている。JR三ノ宮駅に新たな東口の新設を検討する。現在サンパルに入居する神戸すまいまちづくり公社は、新長田に新設する兵庫県と神戸市の合同庁舎に移転する計画だ。

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バスターミナルの完成予想図
(2015年9月3日の神戸市発表資料より)

 

阪急駅ビルは21年完成、JR西日本は18年以降着

 阪急電鉄は神戸阪急ビル東館の建て替え計画を正式発表したが、JR西日本三ノ宮駅ビルの建て替えを検討する。JR西日本が13年に発表した中期経営計画では18年以降に着工する計画として三ノ宮駅ビルの建て替えを盛り込んだ。

 JRの駅ビルは国鉄時代、神戸ポートアイランド博覧会(ポートピア81)が開かれた1981年に完成。すでに35年が経過した。JR西日本三ノ宮駅前で温泉を掘り当てたとも伝わっており、活用方法などが関心を集めそうだ。

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(4月25日の阪急電鉄による発表資料より)

 

神戸市は広報サイトを開設

 神戸市は、2015年9月4日に発表した三宮地区の再開発計画を広報するサイトを4月1日に開設した。計画の考え方をまとめた「将来ビジョン」「再整備基本構想」などを図表を多く利用して説明した。

▽神戸市広報サイト(リンク)

神戸都市ビジョン

 

(おわり)

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