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久元神戸市長、阪急三宮新ビル「三宮再整備のコンセプトに合致」 定例記者会見

 久元喜造神戸市長は4月26日に開いた定例記者会見で、阪急電鉄が発表した神戸三宮駅ビルの建て替え計画について「三宮の再整備の全体のコンセプトにも合致している」との見方を示した。新ビルが駅としての機能を強化したのに加え、オフィスビルとホテルの面積を広く取ったことを評価した。神戸市が記者会見の記録を6日に公開して明らかになった。

  久元氏は神戸市の三宮再開発について、「三宮周辺の業務機能を充実・強化していきたいというのが三宮の再整備のコンセプト」と改めて説明。阪急の計画が三宮駅周辺の「業務機能」の集積に寄与するとの見方を表明した。

 駅の機能としても市営地下鉄三宮駅への導線を拡充したことなどを評価。「神戸の玄関口であるこの三宮の整備に当たって、私どもとしてはかなり好ましい影響を与える計画になったのではないか」との印象を述べた。1995年に解体した神戸阪急ビルの外観を一部再現することについても「神戸市民の記憶の中にある風景の1つが新しい形で再生されるのはよいこと」と評価した。

 今回の記者会見で久元氏は4月22日に発生した新名神高速道路の工事現場での橋桁落下事故にも言及。神戸市が管理している国道176号線(日下部交差点~落合橋交差点=神戸市北区)が現在も通行止めになっている。これについて神戸市は西日本高速道路に対し(1)国道176号の早期再開(2)事故の原因究明と再発防止策の徹底(3)市民への丁寧な説明による不安解消--の3点を申し入れたと明らかにした。

 

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