井本商運、熊本地震のがれきをコンテナ輸送 三重の処理施設に
井本商運(神戸市中央区)は13日から、熊本地震で発生したがれきなど災害廃棄物をコンテナで輸送している。輸送する廃棄物の量は約2万トンを予定しており、同社に所属するコンテナ72個積み(20フィートのコンテナ換算)の船2隻が約2カ月程度かけて、三重県内の廃棄物処理施設に向けて運搬する計画だ。国土交通省が発表した。
運搬を担当する船は第8芙蓉丸(ふようまる)と、舛宝山丸(ますほうざんまる)。廃棄物は熊本港の仮置き場でコンテナに詰め、月・水・金と週3日程度、熊本港を出発して大阪港に向かう。大阪港からは陸送して三重県の処理施設に届ける予定だ。
国土交通省によると2011年の東日本大震災や14年の関東・東北豪雨でもコンテナ船を活用して、災害廃棄物を広域輸送した経緯があるという。(写真は熊本港で廃棄物が入ったコンテナを積み込む様子=国交省の発表資料より)