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阪神国際港湾、滋賀県内の内陸コンテナ拠点を移設 日通との契約終了で

 神戸市と大阪市の埠頭会社を統合した阪神国際港湾(神戸市中央区)は8日、内陸部に設けるコンテナ拠点「阪神インランドコンテナデポ滋賀」を滋賀県野洲市から甲賀市に移設すると発表した。コンテナ拠点の作業を委託していた日本通運大津市店(滋賀県栗東市)との契約が9月末で終了するため。

  10月1日からは滋賀運送(滋賀県甲賀市)と契約し、施設整備と作業を委託する。名称を新たに「阪神インランドコンテナデポみなくち」として、従来同様にコンテナや貨物などを取り扱う予定だ。甲賀市水口町の工業団地内で、国道1号線に出やすい立地。引き続き北陸や中京地区からの貨物誘致の拠点としての役割をはたす。

 インランドコンテナデポは国際コンテナ戦略施設である阪神港に貨物を誘致する施設として、内航船のネットワークとともに阪神国際港湾が整備を進めてきた。内陸に拠点を置くことで、輸入企業が荷物を下ろして空になったコンテナをいったん港に戻すことなく輸出企業が流用できるようになるなど、輸送費や環境負荷の軽減にもなる。

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