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井本商運「なとり」に小型貨物部門賞 2年連続、シップ・オブ・ザ・イヤー2015

 公益社団法人日本船舶海洋工学会(原壽会長=三菱重工業特別顧問)が2日に発表したシップ・オブ・ザ・イヤー2015の「小型貨物部門賞」は、井本商運が同年に運航を開始したコンテナ船「なとり」(写真=井本商運の発表資料より)が受賞した。井本商運の受賞は2年連続。燃費向上に加えて貨物効率の改善などを評価した。

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  日本船舶海洋工学会は毎年、優れた新造船を毎年表彰。今回で26回目になる。「なとり」は小型コンテナ船で初めて球状船首を採用したことで風圧抵抗を抑えて燃費が向上。さらに操舵室や船員の居室を船首にまとめたため、甲板が広くなり積載効率も高まった。小型貨物船部門に応募した7隻の中から選んだ。

 井本商運は2014年にも、電気推進コンテナ船「ふたば」で同賞を受賞。2年連続2度目の受賞になった。

 大賞に相当する「シップ・オブ・ザ・イヤー2015」には阪九フェリー北九州市門司区)が新門司〜大阪・泉大津の航路に昨年投入した「いずみ」「ひびき」の2隻(同型船)が獲得。技術特別賞は、日本で初めて燃料に液化天然ガス(LNG)と重油の両方を使える日本郵船タグボート「魁(SAKIGAKE)」が受賞した。

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