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三菱重工、「総合研究所」を設置 神戸で統括、市の本社機能移転補助を適用へ

 三菱重工業が5日に発表した機構改革には、研究機関の再編を盛り込んだ。長崎研究所(長崎市)、高砂研究所(兵庫県高砂市)、広島研究所(広島市西区)、横浜研究所(横浜市金沢区)、名古屋研究所(名古屋市中村区)を統合し、「総合研究所」を新設する。東京・港の本社に置いている研究管理部を総合研究所に移管。そのうえで総合研究所長を神戸市に置き、各地の研究機関を統轄する。

 4月1日から実施する。発足当初は1400人強が所属する予定だ。各地の研究所の経理・安全・人事・設備などは研究管理部が一括して管理する。このため、ごく一部ながら本社機能を神戸に移転する形になる。

 東京23区からの移転に相当することから、神戸市は企業拠点(本社機能)移転補助制度を適用する見込み。建物の取得や賃借などが必要な場合、取得費用や賃料の一部を神戸市が負担する。適用されれば、同制度の適用第一号になるとみられる。

 

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