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神明HDがワタミに出資 外食の新業態開発などで協力

 米穀卸で国内最大手の神明ホールディングス(HD、神戸市中央区)は22日、居酒屋大手のワタミに出資すると発表した。外食事業での提携などで長期的な関係を築くのが狙いとしている。両者で協力して新業態を開発するなど、居酒屋・外食事業が重荷になって悪化しているワタミの業績をテコ入れする。

 神明HDは、第三者割当によるワタミの自社株売り出しを引き受け、2月8日付でワタミ株の4.19%を取得する。サントリー酒類(東京都港区)やアサヒビール(東京都墨田区)などに次ぐ第3位の株主になる。取得額は14億3850万円。

 ワタミは国内に500店舗を超す居酒屋などの外食店を展開し、宅配弁当は1日あたり23万食を生産。「あかふじ米」ブランドでコメを扱う神明HDとの提携は食材の安定調達につながる。一方、神明HDは回転ずしチェーン「かっぱ寿司」の親会社。新業態の開発や互いの物流インフラの共有などで、相乗効果が得られると判断した。

 

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