みなと銀、農業振興でＪＲ西日本などと業務協力 セミナーなど共同で開催へ

　みなと銀行や西日本旅客鉄道（ＪＲ西日本）など４社は21日、農業の発展による地域経済・産業の振興を目的として業務協力すると発表した。生産者向けのセミナーや商談会を共同で開くほか、販路開拓も支援する。農業への新規参入や設備投資にかかる資金調達の相談など、農業運営に関する情報提供も共同で展開する計画という。

　提携するのは、みなと銀と傘下の「みなとキャピタル」、ＪＲ西日本と同社も出資するファーム・アライアンス・マネジメント（東京・千代田）。ＪＲ西日本のネットワークやみなと銀の情報を活用、農家などの支援や資金供給などにつなげる。一方、みなと銀やみなとキャピタルへの農業情報の提供はファーム・アライアンスが担当する。

　ＪＲ西日本が近畿地方の地銀と農業分野で協力するのは初めてとしている。ただ、みなと銀と同時に、池田泉州銀行との業務協力も発表した。