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トーカロ、ポートアイランドに本社移転 建設用地を10億円で取得

 トーカロは18日、神戸市東灘区にある本社を中央区ポートアイランドに移転すると発表した。神戸市が開発・販売している事業用地を、新本社の建設用地として2016年1月6日付で取得する。取得価格は10億2900万円という。新社屋の建設で、本社機能の充実や研究開発機能強化などを狙う。新本社の建設による16年3月期の業績への影響は精査中としている。

 取得したのは神戸市中央区港島南町6丁目4−2と4−4の2区画で、広さは6000平方メートル。スーパーコンピューター「京」を運用する理化学研究所・計算科学研究機構とは近隣の場所で、現在はさら地になっている。現在の本社をどうするかも含め、本社移転の詳細は改めて示す。新社屋は16年夏ごろの着工を予定するという。

 神戸市内の移転とあって本店所在地を「神戸市」としている定款は変更しない。

 一方、神戸市はトーカロへの土地売却に加え、医薬品卸の榎本薬品(大阪府池田市)がトーカロの町内である港島南町6丁目に神戸支店を建設すると発表した。ポートアイランドでは、南公園以南の2期工事で神戸市が開発した事業用地に現在も空き地が目立ち、売却先探しが課題になっている。(写真は2015年5月撮影)

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