神戸市議選、自民が19議席を確保 市長与党は6議席減
12日に投開票した神戸市議会選挙では、自民が現有議席から3議席減らしたが19議席を確保し、第1党にとどまった。公明が横ばい12議席を獲得。民主と共産が10議席をそれぞれ確保したが、民主の3議席減に対し共産の1議席増と明暗を分けた。2013年の神戸市長選で久元喜造市長を推薦した自民、民主、公明の3党合計では6議席を減らした形だ。
市長与党が議席を減らす一方で躍進したのは維新の党だ。9議席増の10議席を獲得した。議員定数削減や財政再建など「兵庫県版維新八策」を掲げて選挙戦を戦った。支持政党を持たない無党派層の票を、民主と無所属の候補から維新が奪った構図になった。
一方で投票率は41.55%と低迷した。2011年4月10日の神戸市議選で記録した42.04%から一段と低下した。
◎神戸市議会の党派別議席数(定数69、カッコ内は現有勢力)
自民 19 (22)
公明 12 (12)
民主 10 (13)
共産 10 (9)
維新 10 (1)
新社 2 (2)
志民 1 (2)
諸派 1 (1)
無所属 2 (6)