理研、共同研究専用の研究棟が完成 神戸医療産業都市
理化学研究所は3日、企業や理研外の研究者との共同研究専用に使用する研究棟が神戸医療産業都市(神戸市中央区)に完成したと発表した。これまでも理研は産業界などとの共同研究に取り組んできたが、専用の研究施設でさらに多様な業種との提携を深め、高度な技術を活用した製品の開発などにつなげるのが狙いだ。
企業と理研の共同研究だけでなく、民間の研究者らが理研の研究資源を活用する場としても活用する。すでに12件の研究課題で新たな研究棟を利用することが見込まれているが、理研は引き続き新施設を利用した研究課題を募集する。
新研究棟の研究室は50平方メートルを最小単位として利用スペースを調整できる。地上8階建てで、50平方メートルを1室として52室分の研究スペースがあるという。