神戸経済ニュース

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井戸兵庫知事「国と地方の財政は同じ船に乗っている」 臨財債の増加で

 井戸敏三兵庫県知事は7日朝に出演したラジオ関西の番組で「国と地方の財政は同じ船に乗っている」と述べた。そのうえで財政再建は「国だけの問題ではなく、国と地方を通じた対策が必要だ」と指摘した。発行する兵庫県債のうち、臨時財政対策債の比率が高まっていることについて、リスナーからの質問に答えた。

 2015年度の当初予算案では県債残高が4兆6801億円と過去最高になる見通し。ただ、このうち約1兆1000億円が、財源不足のため国から交付されていない交付税を補填するための臨時財政対策債だ。

 井戸知事は、臨時財政対策債を除く兵庫県の歳入不足による県債残高は「3兆5000億円程度で、ピークに比べると2000億円程度減っている」と財政再建の成果を強調。1兆円を上回る臨時財政対策債については「国がなんとかしてくれることを信じている」と話した。

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