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神戸市が「起業操練所」を7月15日に開設 会員募集を開始

 神戸市は起業や新事業の成長を支援する会員組織「神戸起業操練所」を7月15日に開設すると発表した。神戸市産業振興センター(神戸市中央区)に拠点を置き、会費を支払った会員には仕事用の場所やネット接続環境を提供。会員相互の交流なども促す。7月15日にはコーディネーターに迎える勝屋久氏の講演会を開く。

  神戸起業操練所の運営を、証券化や未公開企業などへの投融資などを専門に手がける投資銀行の「フィンテック・グローバル」(東京都港区)に委託することも決まったと同時に発表。会員の募集も開始した。会費は個人会員が年6万4800円、法人会員(3人まで)が年10万8000円など。

 会員には仕事場の提供に加え、ベンチャー企業への投資経験が豊富な勝屋氏や、資産形成のコンサルなどを手がけるスカイキャピタルグループ(東京都品川区)の志村暢彦氏などのアドバイスを受けることができる。このほか販路拡大などを支援する会員同士の交流イベントや、「塾長」に迎える元総務相竹中平蔵氏らを講師とした会員対象のセミナーも企画中という。

 名称は1864年に勝海舟が設けた士官養成機関「神戸海軍操練所」に由来する。起業家の個人や、ベンチャー企業との協業に関心を持つ企業、研究成果の事業化などを検討する大学などを中心に会員を開拓する計画という。営業時間は午後1時から午後9時の予定としている。

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