ひょうご新産業創造ファンド、婦人靴販売のキビラに7200万円投資

　ひょうご産業活性化センターは、同センターが出資している「ひょうご新産業創造ファンド」が婦人靴販売のキビラ（東京都中央区）に投資したと発表した。投資額は7200万円。７月29日付で投資を実行した。同ファンドとしては９社目の投資先だ。キビラは販売する全商品を長田区を中心とした神戸市内の靴メーカーで製造している。

　キビラは東京の問屋街である日本橋小網町に本拠地を置き、都内と大阪府、福岡県に合計９店舗を展開する。最新の計測器で足型を測定し、パターンオーダー方式で足にあった靴を販売するのが特徴だ。長田区内に事業拠点の開設を計画していることもあり、ファンドは同社への投資を決めたとみられる。

　ひょうご新産業創造ファンドは2011年８月29日付で設立された。投資事業有限責任組合の形態をとり無限責任組合員の日本ベンチャーキャピタル（東京都千代田区）が運営・管理する。ファンドの規模は10億円で、このうちひょうご産業活性化センターが１億円を出資した。兵庫県の研究開発型ベンチャー企業や、県の経済活性化に寄与する企業に資金を提供するのが目的。