4月の兵庫県鉱工業生産0.5%上昇 基調判断「緩やかな持ち直し」を据え置き
兵庫県が20日に発表した4月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は前月比で0.5%低下の100.2と、2カ月ぶりに上昇した。兵庫県は生産の基調判断を「緩やかな持ち直しの動きとなっている」として、前月の表現を据え置いた。
生産指数を業種別にみて上昇が目立ったのは、携帯電話やテレメーター・テレコントロールなどが増えた「情報通信機械工業」。「鉄鋼業」「食料品工業」も上昇した。半面、医薬品や自動車排気ガス浄化用触媒などが減った「化学工業」のほか、リチウムイオン蓄電池やクッキングヒーターなどが減少した「電気機械工業」が低下した。
同じ月の全国統計では、経済産業省が14日に4月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)確報値を発表。前月比で0.5ポイント上昇の97.2と2カ月連続で上昇した。