シスメックス、ガーナに現地法人を設立 アフリカ西・中央部を強化
シスメックスは1日、10月にガーナで現地法人を設立と発表した。病院など医療インフラの整備が進むアフリカ西・中央部で販売代理店や顧客である医療機関のサポートを強化。国際援助機関や現地保健省への働きかけも本格化する。
シスメックスはアフリカを「北東」「北西」「西・中央」「東南」の4つのエリアに分けて事業を進めていた。これまで「西・中央」はドイツに拠点を置く欧州現地法人が直接担当していたが、今後は現地の拠点が担当するため細やかに販売や支援ができるようになる。14人が滞在する。
同社は血球計数検査(ヘマトロジー)の機器や試薬販売が主力。だが今回の現地法人設立で、2013年に子会社化したシスメックスパルテックの、小型で持ち運べるHIVやAIDSなどの感染症を検査する装置なども取り扱いやすくなった。