神戸ファッションウィークが始まる 4月5日まで
神戸ファッションウィーク(神戸ファッションウィーク推進協議会が主催)が6日に開幕した。戦陣を切る形でファッションショー・イベントの「神戸コレクション」(毎日放送が主催)が7日に神戸市中央区のワールド記念ホールで開かれた。神戸新聞電子版によると、人気モデル約90人が登場し、24のブランドが新作を披露した。会場には観客約1万3000人が集まったという。
神戸ファッションウィークはファッション業界の見本市ではなく、いわゆる街おこしイベントだ。2006年から毎年、春と秋の年に2回開催しており、今回が18回目になる。会期中はファッションショーも含むライフスタイルにまつわるイベントを神戸市内で開き、166店の飲食店や衣料品の販売店などが参加。ガイドブックを入手して神戸を訪れた観光客などを優待する。ファッション「ウィーク」としながらも、約1カ月近く展開するのも特徴だ。
世界の5大ファッションウィークの1つとされる「メルセデス・ベンツ ファション・ウィーク東京」は16日に開幕する予定。この一環で神戸市に隣接する芦屋市ではデザイナーのコシノヒロコさんらがアート作品を展示する。5大ファッションウィークではパリが3〜11日に開催しており、ロンドンでは2月20〜24日に展開。ただ主としてファッション業界向けとあって2015年の秋冬物を発表した。
5大ファッションウィークは、消費者向けイベントとあって今年の春夏物を中心に展開している神戸ファッションウィークに比べ、季節が半年進んでいる。このため、5大ファッションウィークと神戸ファッションウィークとの連携などは今後もなさそうだ。(写真は神戸ファッションウィーク公式ガイドブック表紙=神戸経済Blog撮影)