兵庫県、県民会館のホールなどで命名権を売却 新たに15施設、年額最低1850万円
兵庫県は6日、県内15施設のネーミングライツ(命名権)を新たに売却すると発表した。兵庫県民会館の「けんみんホール」「パルテホ—ル」も対象に加わる。神戸市内の施設で兵庫県が命名権を売却するのは初めて。売却する命名権について兵庫県が提示した最低年額を15施設分合計すると、1850万円になる。
県の施設では明石トーカロ球場(明石市)や芸術文化センター(西宮市)のKOBELCO大ホール、阪急中ホール、神戸女学院小ホールのほか、西播地域の歩道橋など13施設で既に導入されており、年間の販売高は9069万円になっている。命名権を売却すること安定した収入を得て、県が税金を投入しなくても施設の維持管理ができるようにする。
講演会や映画の上映などに利用できる「けんみんホール」は年間150万円以上、椅子や机の配置が自由でパーティーなどにも使える「パルテホール」は年間100万円以上での売却を予定する。5月末にスポンサーを希望する企業の応募を締め切り、新しい名称は7月1日から使用する。