キリンビール、一番搾り「神戸づくり」を5月発売 全国9工場で地元ビール
キリンホールディングス傘下のキリンビールは5日、全国9工場でそれぞれ地元限定の味わいに仕上げた一番搾り製法のビールを5月19日に発売すると発表した。キリンビール神戸工場(神戸市北区)では「一番搾り『神戸づくり』」を製造。26日には久元喜造神戸市長も出席して、初仕込み式を開く。
「神戸づくり」の材料には麦芽とホップに加えて兵庫県産の山田錦を使う。山田錦は日本酒の材料になるコメの品種。神戸はビールにとってライバルでもある日本酒の産地であることを意識した。華やかな香りがただよう上品な味を引き出したという。
350ミリリットルの缶と中びんで販売する。缶は兵庫県、大阪府、奈良県など神戸工場の出荷エリアで販売、中びんは兵庫県内での販売を予定。価格はオープンとしている。
地元限定の一番搾りは神戸工場のほか、北海道千歳工場、仙台工場、取出工場、横浜工場、名古屋工場、滋賀工場、岡山工場、福岡工場で製造する。