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ダム整備「すればするほど効果がある」 井戸兵庫県知事

 兵庫県井戸敏三知事は1日に放送したサンテレビの番組で、「砂防ダムとか治山ダムなどの整備を計画的に進めて行く」「すればするほど効果があるということだと思う」と述べ、ダムなどのインフラ建設による治山事業に意欲を示した。

 井戸氏は、防災・減災対策の現状について説明。昨年8月には広島県で74人が死亡または行方不明になったほか、県内でも丹波氏で1100棟が床上、床下浸水被害を受けたのを念頭に、土砂災害への対策はダム建設で対応する認識を示した。

 新規のダム建設については、費用対効果のほか、生態系や景観を保全する観点から意見が分かれることが多い。具体的なダム建設について言及しなかったが、新たにダムを建設するには予算措置が必要になる。井戸氏は県内での自動車道の整備計画にも振れ「基礎的な投資がまだまだ不足している」とも指摘。これまで兵庫県が進めてきた財政再建に影響する発言とも取れ、波紋を呼ぶ可能性がある。

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