神戸経済ニュース

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神戸市は起業支援、Kobeはベンチャー投資ファンド すでに15社投資

 米プロバスケットボールのレーカーズで活躍し、今年引退したコービー・ブライアント(Kobe Bryant)さんがベンチャー企業に投資するファンドを立ち上げたと23日までに発表した。ファンドの規模は1億ドル(約100億円)で、IT(情報技術)やメディア、データ関連の企業に投資する。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)などによると、ファンドは著名な投資家のジェフ・スティベル氏と共同で2013年に設立し、すでに15社に投資を実行したという。もともとコービーさんの引退後に発表する予定だった。

 コービーさんの名前は、両親が好きだった米国の「Kobe Steakhouse」というステーキ店に由来することで知られる。1998年に初来日して神戸を訪問。これが縁になり、神戸市が「神戸大使」を委嘱した経緯もある。

 神戸市は経済の活性化を目的に、海外の起業家も巻き込んだスタートアップの支援に着手。並行するように大スターのKobeもスタートアップ企業への投資に強い関心を持っていることが明らかになった。偶然とはいえ改めてKobeと神戸の絆の強さを印象付けたようにも見えるが、どうだろうか--。

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