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神戸経済ニュース

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久元神戸市長、「2本目のポートタワー」断念 ブログで明かす

経済 観光

 神戸市の久元喜造市長は1日付でブログを更新し、4月1日のエイプリルフールにちなんだ行事を企画したが断念していたことを明らかにした。新聞の号外に似せたデザインのパンフレットに「ポートタワーを2本に」と見出しを付け、JR三ノ宮駅や元町駅の前で1万部配布する、というもの。市役所内で議論したが、久元氏が「日本人に、欧米流のユーモアのセンスは受け入れられているのだろうか?」と疑問を投げかけ、実現しなかったという。

  久元氏は「結果として、私の指摘は間違っていたようです」と反省の弁。今年の4月1日にはエイプリルフールを活用した広報戦略が目立ち、成功した例もあったと認める。「提案してくれた担当者は、そのような成功事例を見て、『頭の固い役人市長の限界やな』と思っているかもしれません」とも。もともと開港150年記念行事の広報を目的に企画したパンフレットとあって、今年が最大のチャンスだったとの見方もできる。

 一方で、「税金を使って行う自治体広報には、自ずから自己抑制が要るのではないかと感じています」との考え方を示し、今後の方針としては両論併記の形を取った。久元氏がブログに掲載した「号外」案の記事本文も、久元氏が自ら冗談、広報であることを明かす体裁で、かなり抑制が効いた内容になっていた。半面、エイプリルフールを活用した広報は年々増え、内容も洗練されている。神戸市の企画が埋没してしまう可能性もあった。広報の効果は測定が難しいだけに、今後も議論が続きそうだ。

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