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4〜6月期の兵庫県GDP、5四半期ぶりプラス 設備投資が下支え

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 兵庫県が31日に発表した2016年4〜6月期の県内総生産(GDP、季節調整済み)は、物価変動の影響を除く実質で1〜3月期に比べ0.1%増加した。年率換算では0.3%増だった。5四半期ぶりに前期比で増加に転じた。個人消費の低迷が続く中で、企業の設備投資などが増加に転じ、全体を下支えした。

 「民間企業設備投資」が前期比2.5%像と、4四半期ぶりに増加に転じた。構成比は小さいが公共事業に当たる公的固定資本形成も28.2%増と大幅に伸び、2四半期連続で増加した。半面、個人消費に当たる民間最終消費支出は6四半期ぶりの減少と低迷した。1〜3月期にプラスだった民間住宅投資は1.0%減とマイナスに転じた。

 物価変動を考慮しない名目GDPは4兆9600億円と前期に比べて0.7%減少した。今回の兵庫県GDPは兵庫県民経済計算の2014年度確報を取り込んで15年度以降の数値を見直した。このため公表の時期が通常よりも1カ月遅い10月末になった。16年7〜9月期分は12月28日に発表する予定だ。

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