川重、4〜9月期の最終赤字幅が縮小 通期予想も再び見直しへ
川崎重工業は24日、2016年4〜9月期の連結最終損益が3億円の赤字になったようだと発表した。9月30日には50億円の赤字になる見通しを示していたが、赤字幅が縮小した。研究開発費や販管費の一部を計上するのが10月以降にずれ込んだためとしている。
売上高は前年同期比2%減の6972億円、営業損益は80%減の84億円になったようだ。9月30日にはそれぞれ6800億円、40億円の見込みを示していた。売上高が前回の想定よりもやや上回ったことが減益幅の縮小につながったという。
事業分野別の収益など詳細は28日に予定する4〜9月期の決算発表時に開示する予定とした。28日には同時に、17年3月期の業績予想も改めて示すという。9月30日には売上高が前期比2%減の1兆5100億円、純利益が64%減の165億円になる見込みを示していた。
川重は4〜9月期が7年ぶりの赤字になる見通しになったことで、造船事業を撤退も含めて抜本的に見直すよう検討すると9月30日に発表していた。