神戸アニメストリート岸社長、新ロゴ発表「パクリと言われることはない」
アニメを中心とした複合店舗の神戸アニメストリート(神戸市長田区)は開設1周年を迎えた29日、新たなロゴ(図)を発表。岸建介社長は神戸経済ニュースの取材に対し、今回のロゴについて「パクリ(ひょう窃や盗用)と言われることはない」と強調した。これまで神戸アニメストリートが使用していたロゴは美術家の村上隆氏が、同氏の作品と誤認されるおそれがあると指摘。3月いっぱいで使用を中止することで昨年12月に合意した経緯があった。
新たなロゴは、古代エジプトの壁画に描かれた天空の神「ホルス」の左目とされる「ウアジェトの目」をモチーフにした。古代エジプトの壁画そのものに著作権は存在しない。ウアジェトの目は「すべてを見通す知恵」や「癒(い)やし」の象徴とされ、複合的な視点から来訪者を楽しませたいという神戸アニメストリートの意欲を表したという。
目の下がアルファベットの「A」になるよう線と円を組み合わせ、「アニメ」に引っ掛けた「Aに目」になるデザインは前のロゴから引き継いだ。