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川重で5万5000トン積載ばら積み船の進水式 台湾社向け

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 川崎重工業は20日、神戸工場(神戸市中央区)で台湾系の海運会社である慧洋海運集団(本社、英領ケイマン諸島)向け貨物船の進水式を開催したと発表した(写真は川重の発表資料より)。川重が新たに開発した省エネタイプのばら積運搬船としては5番目の船になるという。今後は岸壁に接岸した状態で装置や設備を取り付け、今年3月にも引き渡す予定。全長約189.9メートルで、幅約32メートル。約5万5000トンの貨物を積み込める。

 船名は「AMIS GLORY」と名付けられた。川重としては1726番目に建造した船という。新開発の省エネ型エンジンや高効率のプロペラを採用したほか、抵抗の少ないなめらかな船首が推進性能や燃費に寄与する。

 進水式は当初前日の19日に予定された。神戸港振興協会を通じて募集した一般の観覧客や近隣の小学生らも見学する予定で集まったが、同日は強風のため延期。20日に関係者だけで進水式を開催したという。

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