バンドー化学、ワイパー用ゴムの生産をタイに集約 マレーシア子会社を解散
バンドー化学は自動車のワイパー用ゴムの生産をタイに集約する。同製品を製造していたマレーシアの100%出資子会社であるペンゲラン・ゲタ・バンドー(PGバンドー)を2016年6月をめどに解散することを決めた。22日に開いた取締役会で決議し、同日発表した。
ワイパー用ゴムの生産は、同製品を既に手がけているタイの子会社、バンドー・マニュファクチュアリングが引き継ぐ。グループで生産を拡大し、安定供給につなげるのが狙いとしている。PGバンドーは15年3月期の売上高が746万リンギット(約21億6000万円)、営業損益が41万9000リンギット(約1200万円)の黒字だった。
PGバンドーの解散に伴うバンドー化学の連結業績への影響は、現在精査中としている。