神戸アニメストリート、村上隆氏らとロゴ変更で合意 「誤認のおそれ」
神戸アニメストリート(神戸市長田区)は4日、開業1周年を迎える2016年3月を限りに「目玉型のロゴ」(写真)を変更することで、美術品売買や版権管理などを手がけるカイカイキキ(東京都港区)と合意したと発表した。カイカイキキが、同社の代表者である現代美術家、村上隆氏の作品と誤認のおそれがあると指摘したため。
問題のロゴは神戸アニメストリートが、「”a”に目」(アニメ)と「ギョロリと視点を変える」という意味合いでデザインした。一方、村上氏は2000年に服飾ブランドのイッセイミヤケとの間で作品を共同制作したのをきっかけに、目玉をデザインした作品が増えていたという。眼球から伸びるまつ毛の位置や本数、瞳の輝き方などは異なるが、カイカイキキが申し入れて神戸アニメストリートが協議に応じた。
3月1日からは神戸アニメストリートで開業1周年の記念イベントを多数計画しているという。新たなロゴの発表も、記念イベントに盛り込むとみられる。