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神戸市議会、議場に市民招き「未来都市」を説明 未来都市特別委の市民報告会

 神戸市議会は11日夕方、未来都市創造に関する特別委員会の市民報告会を開催した。神戸市の本会議場に市民約190人を招き、3月24日に久元喜造市長に提出した「神戸の未来都市に向けた提言書」の内容を説明した。招いた市民のうち約70人は議員席に着席。神戸市議会が市民に呼びかけて報告会を開いたのは、今回が初めてとしている。

 特別委で委員長を務めた吉田謙治議員(公明党、西区選出)は「久元市長が掲げる、三宮を中心とした神戸都心地区の再開発について議会からも積極的に発言するのが目的」と特別委の趣旨を改めて説明。加えて、建築物の配置など具体的な都市設計でなく「都市の魅力とは何か、豊かな暮らしとは何かといった、哲学的な部分が大事だと思っている」と強調した。

 議場に招かれた市民から質問を受け付けた際には、特別委がまとめた提言書について西区の男性が「昔から指摘されていることが多く、提言した17項目に優先順位をつけたり、実現までの期限を設定することが必要だったのでは」と指摘した。このほか垂水区の男性は「再開発の発端となったJR西日本阪急電鉄三宮駅ビル再開発に関する議論は、やはり必要だったのではないか」といった意見を述べた。

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