NECが神戸市内にデータセンター 神奈川と並ぶ基幹施設に
NECは17日、クラウドサービスの基盤になり、通信機器や電源の充実した場所に顧客のサーバーなどを預かるハウジングサービスにも使えるデータセンターを神戸市内に建設すると発表した。昨年1月に開設した「神奈川データセンター」と並ぶ基幹施設にするという。
詳しい場所は明らかにしていないが、活断層から7キロメートル以上、海岸から9キロメートル以上離れた場所としている。それでもJR大阪駅から1時間以内という好立地をアピールし、近畿を中心とした顧客の獲得を狙う。建屋は免震構造で、停電時は収容能力最大のサーバーを稼働している場合でも72時間は給油せずに自家発電を続けられる。
同社はクラウド基盤事業で2018年3月期には1200億円の売上高を目標にする。大阪府や兵庫県内にもデータセンターを開設している。