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7〜9月の兵庫県実質GDP、前期比1.0%増 3四半期ぶり増加

 兵庫県が26日に発表した2014年7〜9月期の県内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除いた実質で前期比1.0%増だった。3四半期ぶりに増加に転じた。個人消費がやや増加したのに加え、政府支出が増えて全体を押し上げた。

 生活実感に近いとされる名目GDPは前期比1.4%減だった。

 実質GDPの需要項目別では、構成比の60.0%を占める民間最終消費支出(個人消費)が1.6%増加した。ただ前年同期に比べると3.1%減少しており、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動で大幅に落ち込んだ4〜6月期からの消費の戻りは鈍い。19.1%と個人消費に次ぐ構成比を占める政府支出が10.6%と大幅に伸びたのも寄与した。

 半面、民間企業の設備投資は2四半期連続は減少。減少率は0.9%にとどまったが、2期連続の減少になった。在庫は全体に占める構成費が0.2%と小さいが、前期比88.1%減と大幅に減少したことでGDPを押し下げた。

 全国統計では、8日に内閣府が7〜9月期の国内総生産(2次速報値)を発表。前期比0.5%減と2期連続の減少だった。

 

 

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