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井戸兵庫知事、神戸空港の運営権売却で制限緩和に期待 「時機見て県も動き検討」

 兵庫県井戸敏三知事は13日の定例記者会見で、神戸市が予定している神戸空港の運営権売却をきっかけとして、神戸空港にかかる1日30便などの運用制限が緩和されることへの期待を改めて表明した。大阪国際(伊丹)空港と関西国際空港も合わせた関西3空港が一体運営されると「今の役割分担でいいのか、という議論をいずれしなくてはいけなくなる」と述べた。

 伊丹・関空の運営権を取得した関西エアポート(大阪府泉佐野市)では仏バンシ・エアポートと並んで筆頭株主オリックスも、神戸空港の運営権売却に興味を示していると伝わっている。3空港の一体運営を目指す観点から、井戸氏は「関連の深い会社が(神戸空港の運営権を)引き受けることを期待したい」と話した。

 一体運営が可能な環境になれば、神戸空港の運用制限撤廃を目指し、「時機を見て県としても、どういうような動きをするのか十分に検討したい」と語り、国や大阪府などへの働きかけに前向きな姿勢を示した。

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