神戸経済ニュース

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R&Iが神戸市の格付「AA+」を据え置き 8日に10年債の条件決定

 格付投資情報センター(R&I)は4日、神戸市の発行体格付「AA+」(ダブルAプラス)を据え置いたと発表した。格付の方向性は安定的とした。発行体格付は、公募地方債を発行する団体としての神戸市の財務状況などを投資家に示す尺度。AA+は、一般に円建ての債券で最も信用力が高いとされる日本国債と同水準の信用力を示す。

  R&Iは昨年引き上げた神戸市の格付を維持した理由について、神戸市の財政健全化が進んでいると指摘。「市債残高は削減が進み、負担は他の政令市と比較しても遜色ない水準にある」との見方を示した。久元喜造市長が三宮再開発といった都市間の競争力向上に動いていることに言及したうえで、「行財政改革の手綱は緩めない方針で、財政健全化への取り組みが取り組みが後退する可能性は低い」との見通しを表した。

 神戸市は8日に、今年度最初の起債になる10年物公募地方債の発行条件を決める予定だ。

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