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井戸兵庫知事、民泊認める日数「7日」から短縮求める

 兵庫県井戸敏三知事は4日の記者会見で、住宅の空き部屋などに有料で宿泊させる「民泊」について、「(既に民泊が認められている国家戦略特区の)大阪府の松井(一郎)知事は3日ぐらいに下限を下げないと意味がないと言っておられるようだが、私もその考えに賛成だ」と述べ、民泊の制度化を全国展開する際に一層の規制緩和を求めた。国家戦略特区では民泊を認める条件の1つに「7日以上の滞在」を挙げている。

  政府は民泊を特区以外の地域に展開する際の規制や罰則などについて、6月までに方針をまとめる予定だ。井戸氏は民泊の制度化について「いままで野放図な運用があったが、望ましい一歩」と評価した。ただ「平たく言えば『近所迷惑』のような問題の解決にはつながっておらず、国の動きを見守りながら兵庫県としても勉強していく必要がある」との見解を示した。

 一方、井戸氏は「兵庫県についてはホテルはともかく旅館はまだ利用率が低い」と指摘。「まずは旅館に泊まってほしいというのが、率直な願い」と話した。

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