神戸経済ニュース

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上組の4〜9月期、従来予想並みの純利益5%増を確保

 港湾物流の上組が9日に発表した2015年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比5%増の82億円になった。事業収益は伸び悩んだが、法人税率の引き下げで純利益は従来予想(83億円)並みの増益を確保した。年間12円(うち中間6円)とする配当計画は据え置いた。

 売上高に相当する営業収益は前年同期比微増の1214億円、営業利益は5%減の112億円だった。主力の国内物流事業は青果物が増加したのに対し、飼料原料、製鉄原料、自動車、鉄鋼製品などの取り扱いが減り、減収だった。同分野の営業利益は5%減の103億円だった。情報システムの新規構築で運営費用が増加したのも営業利益を圧迫した。

 同時に発表した2016年3月期の連結業績予想は営業利益が微増の224億円になる見通し。従来予想の232億円から下方修正した。15年4〜9月期の営業利益が想定を下回ったのを受け、通期予想を見直した。営業収益が1%増の2442億円、純利益が6%増の158億円とする見通しは据え置いた。

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