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バンドー化学の4〜9月期、純利益35%増 産業用ベルトが増加

 バンドー化学が10日に発表した2015年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比35%増の25億円だった。欧米や中国で、一般産業用の伝導ベルトが好調で、中国とアジア、日本で自動車向けが減少したのを補った。年12円(うち中間6円)とする配当計画は据え置いた。

 売上高は3%増の481億円、営業利益は41%増の29億円だった。自動車向けと一般産業向けを合計したベルト事業の売上高は394億円と、前年同期に比べ2%増えた。分野別では「その他」として計上するロボット関連装置なども増加した。

 2016年3月期の連結業績予想は売上高が前期比微減の950億円になる見通し。従来予想である5%増の1000億円から、わずかながら減益予想に転じた。営業利益は21%増の58億円、純利益は20%増の45億円になる見通しは据え置いた。

 併せて、新たにメキシコで現地法人を設立したと発表した。北米向け自動車の生産拠点として伝導ベルトの需要が伸びていることから、販売拠点として設立したとしている。

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