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日銀神戸支店、景気判断を上方修正 「緩やかに回復」

 日銀神戸支店が3日に発表した管内の金融経済概況では、景気の基調判断を「緩やかに回復している」とした。前月までの「一部に弱めの動きがみられるものの、基調的には緩やかに回復している」から引き上げた。(写真は日銀神戸支店=資料)

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 消費税率の引き上げから1年が過ぎ、前年同月比でみると駆け込み需要の反動による影響が一巡。個人消費の基調判断を「緩やかに持ち直している」に引き上げた。個人消費の増加に加え、訪日外国人観光客の増加に伴う需要増も景気の支えになっていると指摘した。

 個人消費以外の需要項目や、生産項目の基調判断は据え置き。輸出も「緩やかに増加している」との見方を据え置いた。需要に占めるウエートが高い個人消費の回復が、景気全体に波及しつつあることを示したとも言える。

 金融面では、貸出残高が4月時点で前年同月を2.0%上回り、貸出約定平均金利は1.443%と前月を0.003%とわずかに上回った。預金残高は前年比2.1%増と、前年を上回って推移したとしている。

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