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フェリシモ、発行済み株式数の約3割を自社株買い 創業家が売却

 フェリシモは8日、発行済み株式数の31.86%に相当する自社株320万株を上限としてTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買い付け価格は909円と、8日の東証終値(1007円)を9.7%下回る。買い付け期間は11日から5月12日まで。創業家出身で筆頭株主の矢崎勝彦氏と、同家の資産管理会社で第2位株主の樹福が売却する株式を、TOBを通じて買い取る。

  現在は、矢崎勝彦氏が発行済み株数の16.05%である161万2000株、樹福が同9.95%の100万株をそれぞれ保有。いずれも全株の売却を希望している。両者以外の株主にもTOBに応募する機会を設けるために、売却の意向がある株式数(発行済み株式数の26.01%)を上回る320万株を上限に設定した。

 フェリシモが取得した自社株は当面、金庫株として保有し続ける。矢崎氏らが株式を売却する理由は明らかにしていない。

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