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1〜3月期の兵庫県実質GDP、前期比0.5%増 3四半期連続で増加

 兵庫県が30日に発表した2015年1〜3月期の県内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.5%増だった。3四半期連続して増加した。政府支出が引き続き増加したのに加え、民間設備投資が増えて全体を下支えした。

 生活実感に近いとされる名目GDPは前期比1.1%減だった。

 実質GDPの需要項目別では、個人消費に次いで構成比の19.1%を占める政府支出が8.7%増と引き続き大幅に伸びた。加えて民間企業の設備投資が2四半期連続で増加し、前年同期を上回る水準にまで回復した。半面、構成比の59.2%を占める民間最終消費支出(個人消費)が3.9%減少。前年同期との比較では3.3%減少しており、引き続き個人消費が低迷する様子がうかがえる。

 全国統計では、8日に内閣府が1〜3月期の国内総生産(2次速報値)を発表。実質で前期比1.0%増と2期連続の増加だった。

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