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神戸繁昌亭の関連予算、17年度に計上の意向 久元神戸市長、運営にも補助か

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 神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市が公開した動画より)は25日の定例記者会見で、神戸・新開地に開設構想がある常設寄席「神戸繁昌亭(仮称)」に関連する予算を2017年度予算に計上する意向を示した。上方落語協会大阪市北区)が21日の臨時総会で、開設に協力する方針を機関決定したのを受けて、「兵庫県も神戸市も必要な予算が計上できるように、これから事業スキームの策定作業を加速化させていくことになると思う」との見通しを述べた。

 久元氏は、神戸繁昌亭の開設構想を打ち出した新開地まちづくりNPO(神戸市兵庫区)を通じて上方落語協会の決定を聞いたと説明。現時点では上方落語協会と神戸市の間に直接のやりとりはないという。そのうえで「新開地の地元のみなさん、上方落語協会兵庫県、神戸市の4者で、できるだけ早期に事業スキームを策定できるように」と述べ、構想の具体化に向けて前向きな姿勢を改めて表明した。現時点で日程などは白紙だが、4者での協議の場が「できるだけ早期に設営されることが望ましい」とも述べた。

 運営体制については「まだこれから(で決まっていない)」としながらも、「新開地まちづくりNPOが(神戸繁昌亭を)建設をして運営を行うという方向で議論が進んでいくと聞いている」と説明。「それに対して、兵庫県と神戸市が建設と運営について、国庫補助金の活用を図りながら、必要な補助をしていくというのが関係者の間で議論をされている内容だ」と語った。

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