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フェリシモの3〜8月期、2億9600万円の最終赤字 期末5円配は維持

 フェリシモが7日発表した2016年3〜8月期の連結決算は、最終損益が2億9600万円の赤字(前年同期は5億3900万円の黒字)だったと発表した。希望の商品を毎月発送する「定期便」の利用者が伸びず売上高が減少したうえ、外貨預金に為替差損が発生したことなどが響いた。通期でも最終赤字の見込みだが期末の5円配は維持する。

 売上高は前年同期比10%減の155億円、営業損益は8700万円の赤字(前年同期は2億5400万円の黒字)だった。「定期便」の利用者減によって発送費などの販管費が減ったうえ、コスト削減も想定以上に進んだが、補えなかった。

 同社は4日に17年2月期の業績予想を下方修正しており、この見通しを今回は据え置いた。下期は黒字に転換し、通期の最終損益は1億8500万円の赤字(前期は6億5700万円の黒字)になる見通し。年間配当金の5円は、前期と同額に据え置き。前期同様、中間配を実施しない予定だ。

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