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井戸兵庫知事、べっぴんさん「神戸がフィーバーしてくれることを期待したい」

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 兵庫県井戸敏三知事(写真=兵庫県が公表した動画より)は5日の定例記者会見で、3日から放送が始まったNHKの連続テレビ小説「べっぴんさん」について「神戸の街が全国のみなさん、世界のみなさんに注目されて、フィーバーしてくれることを期待したい」と述べた。「べっぴんさん」の主人公は戦後の神戸で子供服メーカーのファミリア(神戸市中央区)の創業者である坂野惇子さんがモデルで、主に神戸市がドラマの舞台になっている。

 井戸氏は「(異人館の)風見鶏の館がフィーバーしたのも連続ドラマから」と1977年に放送された連続テレビ小説「風見鶏」を引き合いに出し、改めて神戸観光の活性化に期待感を示した。一方で、「県内のいろんなところでロケをしてくれている。フィルミコミッションなどとも連携し、ロケ地の紹介もきちんとしていきたい」と述べ、ロケ地巡りの需要喚起などにも前向きな姿勢を示した。

 NHKのドラマを巡っては、2012年に放送した大河ドラマの「平清盛」について井戸氏が「鮮やかさがなく薄汚れた感じ」などと批判して物議を醸(かも)した。それもあってか、「べっぴんさん」の感想を記者に促された井戸氏は終始、ていねいに言葉を選ぶ様子で慎重に話していた。

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