神戸経済ニュース

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フェリシモの今期、2期ぶり最終赤字 為替差損など膨らむ

 フェリシモは4日、2017年2月期の連結最終損益が1億8500万円になる見通しだと発表した。従来予想である4億5900万円の黒字から一転の赤字見通しへの下方修正で、最終黒字は2期ぶりに最終赤字に転落する。円高を受けて保有する外貨預金などで為替差損が発生するのが響く。

 売上高は7%減の322億円、営業利益は60%減の1億900万円になる見通し。従来予想はそれぞれ351億円、5億1400万円と増収増益を見込んでいたが、一転して減収減益になる。月に1回発送するサービス「定期便」の利用者が減少したほか、今期から始めた通信教育事業「素材の学校、そ。」と素材の通販サイト「マテリアループ」の利用者も想定ほど伸びなかった。

 業績予想の下方修正を受けて、5日の東京株式市場でフェリシモ株は反落した。終値は前日比14円安の992円だった。

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