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久元神戸市長、べっぴんさん「単なる観光キャンペーンに終わらない」 10月3日放送開始

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 久元喜造神戸市長(写真=神戸市が公開した動画より)は29日に開いた定例記者会見で、10月3日に放送を開始するNHKの連続テレビ小説「べっぴんさん」について、「神戸にとって特別な作品であると感じている」と作品への期待を述べた。新たな経済活動につなげるなど「単なる観光キャンペーンに終わることなく、神戸そのものを全国に向かって発信していく」との見解を述べ、べっぴんさんを契機とした地域振興に改めて前向きな姿勢を見せた。

 「べっぴんさん」の主人公は、戦後の神戸市で子供服メーカーのファミリアを創業した坂野惇子さんがモデル。久元氏は「上質で丁寧なものづくりの魅力、歴史文化に培われた神戸のライフスタイルや地域の魅力が広く全国に届けられるのは、大変ありがたいことだ」と印象を述べた。来年3月までの約半年間にわたって放送する予定だ。

 加えて神戸のものづくりの技術をもとに新たな名産品を開発する「神戸別品博覧会」の開催などにも言及。べっぴんさん推進協議会のホームページでイベント情報などを随時更新していくと説明した。

 1977年10月3日から放送された連続テレビ小説の「風見鶏」から異人館ブームに火が付き、神戸市への観光客が大幅に増えた経緯がある。神戸市は「風見鶏」の放送開始日であることから10月3日を「神戸観光の日」とした。

 

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