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川重でLNG運搬船の進水式 くみあい船舶向け

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 川崎重工業は22日、くみあい船舶(東京・千代田)のシンガーポール法人であるクミアイ・ナビゲーション向けに建造している液化石油ガス(LPG)運搬船進水式を同日午前に神戸工場(神戸市中央区)で開催したと発表した。6月に拡張工事を終えて運用が始まった新パナマ運河の規則に対応した船型や設備を採用した。(写真は川重の発表資料より)

 LPG8万2200立方メートルを運搬する。航行中の船首に発生する波を抑え、燃費などを改善した「シーアロー」型の船型のLPG運搬船では4番目。川重が建造した船としては1725番目になる。船名は「ピクシス・アルファ」と名付けられた。今後は船内外の設備工事に移り、2017年5月に引き渡しを予定する。

 全長約230メートルで幅は37.2メートル。夏場に荷物を満載した際の喫水は11.2メートルになる。総トン数は4万7300トン。定員は29人で、シンガポール船籍を予定する。

 報道などによると、川重の神戸工場でLPG船の進水式を実施したのは1995年の阪神淡路大震災以来初めてという。

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