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神鋼環境の4〜9月期、小幅ながら一転黒字確保へ 通期予想は据え置き

 水処理や廃棄物処理などの環境関連機器を製造する神鋼環境ソリューションは20日、2016年4〜6月期に1000万円の最終黒字(前年同期は3億4600万円の黒字)を確保する見通しだと発表した。従来予想は5億5000万円の赤字だったが、小幅ながら一転して黒字になる。予定していた研究開発費などの費用発生が下期にずれ込む見込みになったのが主因だ。

 営業損益も5000万円の黒字(前年同期は5億9800万円の黒字)で、従来予想である7億5000万円の赤字から改善する見通し。ただ売上高は微増の320億円になる見通しを据え置いた。予定していていた経費などの発生が遅れるほか、年度後半に見込んでいたコストダウンが早期に実現したうえ、連結子会社での増益があったのも寄与するという。

 一方で、2017年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比21%減の17億円、売上高は7%減の775億円になる見通し。

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