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トーホーの今期、営業益6%増に下方修正 大口顧客との取引減少などで

 トーホーは7日、2017年1月期の連結営業利益が前期比6%増の29億円になりそうだと発表した。従来予想の30億円から小幅に下方修正した。食品卸事業で大口顧客との取引が減少したの響く。4月に発生した熊本地震の影響も受けた。純利益が前期比28%増の13億円になる予想は据え置いた。

  売上高は1%減の2130億円になる見通し。従来予想である3%増の2220億円から一転の減収に転じた。食品卸事業では不採算取引の解消、業務用食品スーパーのAプライスで不採算店を閉店したことなども減収の要因。一方で持ち分法による投資損失などが想定を下回ることで、純利益の見通しは引き下げないとみられる。

 同時に発表した16年2〜7月期の連結決算は、純利益が前年同月比13%増の5億7500万円だった。震災の影響や大口先との取引減などが影響したが、コスト削減が寄与した。売上高は1%減の1037億円、営業利益は2%増の12億円だった。

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