神戸経済ニュース

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日銀神戸支店、景気の基調「緩やかに回復」を据え置き 9月の金融経済概況

 日銀神戸支店が5日に発表した管内の金融経済概況では、景気の基調判断を「輸出・生産面に新興国経済の減速の影響がみられるものの、基調としては緩やかに回復している」と4月1日以来の見方を据え置いた。金融環境も引き続き緩和的に推移しているようだ。

 個人消費について日銀神戸支店は「一部に弱めの動きがみられるものの、底堅く推移している」との見方を据え置いた。百貨店の売上高は前年並み、スーパーの既存店は前年を上回った。主要ホテルの客室稼働率は高水準ながら前年同月を下回った。

 輸出については「横ばい圏内で推移」、設備投資は「増加している」、公共投資は「下げ止まっている」といずれも見方を据え置いた。

 金融面の趨勢にも大きな変化は見られない。神戸支店の管内金融機関による貸出残高が前年比1.7%増加した一方、貸出約定平均金利は前月比で0.006%低下の1.324%だった。預金残高は前年比3.1%増加した。

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