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兵機海運の今期、一転の減益予想 鋼材輸送の国内需要が低迷

 兵機海運は22日、2017年3月期の連結純利益が前期比12%減の1億円になる見通しだと発表した。従来予想の1億6000万円から一転して減益予想になった。鋼材輸送の国内需要が低迷し、足元で用船料の負担が増したことが主因という。

 売上高は2%減の125億円、営業利益は23%減の1億4000万円を見込む。従来予想はそれぞれ5%増の135億円、43%増の2億6000万円だった。港運事業でも急速な円高進行などで取り扱い貨物が当初予想を下回っているという。

 9月以降の下期には多少持ち直すと見込んでいるが、「厳しい事業環境は続くものと見込まれる」(発表資料)としている。同社株は23日の東京株式市場で売買が成立しなかった。

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